チリはアルゼンチンに並んでとても好きな国です。アルゼンチンは第一次大戦後、荒廃した欧州に食料を輸出して大繁栄した国で昔は世界の豊かな国の上位になっていました。一方チリは貧しい国で、教師が子供たちに「チリは貧しい国だからみんな一生懸命働きましょう」と教えていましたが、今やその立場は完全に逆転し、チリはまじめな国民性で頑張って働いて鉱物資源や水産物などで南米一豊かな国になり、アルゼンチンは昔の栄華を忘れられずにいるが十数年おきにデフォルトに陥るという経済的に完全に没落してしまいました。
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ただアルゼンチンは食料やエネルギー自給率が極めて高いので、そうしたものに困ることはありません。ただ電子製品や自動車など工業製品は輸入なので、そうしたものは庶民にはまったく手が届かない状態です。空港でもPCなど密輸かどうかチェックが厳しいです。飛行機を利用する時にかかる空港税などもドル建てなので、通貨が下がると元々非常に高かったもの(100ドルとか)がその国の人にはさらに高くなるので、まったく乗れなくなるのです。南米でバス路線が発達しているのは、鉄道が全くないというのもありますが、飛行機が高嶺の花になっているということもあるでしょう。日本では信じられないような30時間を超える路線も数多く存在します。(もちろん途中で休憩したり、運転手も変わりますが・・・・・・。)リマとブエノスアイレスを結ぶ路線は、70時間だそうです。
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さてバルパライソのターミナルで降りてからタクシーに乗り、ホテルまで向かいました。ホテルはイビス バルパライソでした。バルパライソの海岸沿いに立っているビジネスホテルで、新しくてとても機能的でよかったです。スーパーも徒歩圏内でバルパライソのお土産屋やシーフードレストランも近くにありました。
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ホテルの部屋から撮ったバルパライソの港です。向こう側に見えるのがビーニャデルマールという隣町です。こちらの方には何回か行ったことがあります。ビーニャの方が洗練されていて山の手という感じです。
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バルパライソに泊まったのは、サンチアゴは何回も来ていて、物価が高いし、あと8月で冬なので盆地で寒いから海沿いにしたという訳です。昔ビーニャに行ったときに両方の町をめぐる観光ツアーに参加して、主なところは大体見ていました。だからまあ少しのんびりしようという感じでした。
一度だけハプニングがあったのですが、市内のバスターミナルからUberでホテルに戻ったとき、Uberから降りるときにチップを渡したのですが、ドライバーが何かスペイン語で言っていたので無視してホテルに入ったら電話がかかってきました。その運転手はUberの仕組みが理解していない初心者だったみたいで、現金でその場で支払うのだと思っていたみたいです。
Uberから送られてきた電子領収証をみて、納得して帰りましたが、部屋に戻ってこの件をUberのカスタマーサービスに連絡しました。すると今回の分は返金すると連絡が来ましたが、利用した分はきちんと払うので今後ドライバーに現金のやり取りはないと指導してほしいと言って終わりました。
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Uberなどのライドシェアサービスの仕組みについて簡単に説明しましょう。車を持っている運転手が個人情報を登録します。乗客の方もクレカなどの個人情報を登録します。スマホのアプリで乗客が行きたい場所を入力すると料金が表示されるので、車種などを決定するとAIが乗客の要望にあった車を探し出して、運転手や車の車種やナンバーなどの情報と何分後に到着予定で、車の位置情報を地図で教えてくれます。
運転手の方にも乗客の情報が伝えられ、カーナビで乗客のもとへと誘導します。双方が確認して乗車となり、目的地までカーナビで案内されて着きます。降車後すぐに乗客の方へは運転手の評価とチップをいくらあげるかを聞いてきますので、それらを入力して終わりです。もちろんチップなしでも構いません。最後に領収証が送られてきます。評価は運転手もします。評価の悪い運転手は契約解除となるので、運転手はサービス向上に努めます。料金があらかじめ決められているので、遠回りした(基本的にはカーナビに従いますが)としてもその料金しか払わないし、現金のやり取りがないので、紙幣のすり替えなどの心配やぼったくりもないです。また何かあったらカスタマーサービスに連絡すれば何とかしてくれます。(ただ今回初めて連絡しましたので、珍しいケースだと思います)日本ではこれからですが、海外では主流となっており、安心のためにもライドシェアをお勧めします。
次の目的地は、カリブ海のリゾートアルーバです。サンチアゴ空港までバスで行って、すこし時間をつぶしてデルタ航空にて米国のアトランタ経由で行くことになります。
デルタ航空のラウンジがサンチアゴ空港にはあります。あまり広くはないですが、まあスナックなどもあっていいと思います。ブエノスアイレスの時も書きましたが、現在空港が改修工事中で、特にここからスカイチームの搭乗口までは30分ぐらいかかりました。遠かったです。
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アトランタには南米からだと早朝に着きます。デルタ航空のビジネスクラスはなかなかいいと思います。恐らくアメリカ系では一番なのではないでしょうか。ただ南米線は太平洋路線と違ってまだ新しい機材ではないです。個人的には何故かこちらの古い機材のほうがよく眠れるみたいですが。
時々早く着きすぎて、入国審査が開いていない時があって、その時は機内で少し待たされます。ラウンジはデルタスカイクラブがあります。ここでいつもシャワーを浴び、朝食を食べて自分の便の搭乗時間を待ちます。
アルーバまでは4時間ぐらいのフライトで、南米の方にかなり戻る感じになります。
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