初めてのバルカン半島のソフィアにつきました。空港はこじんまりとしていて、これといって特徴がない空港でした。入国審査もシェンゲン条約加盟国なので、すぐに終わり、荷物もすぐに出てきました。ATMでブルガリアのお金レフをクレカのカードキャッシングで日本円で3万円ほどおろしました。ユーロの現金も持っていましたが、空港での両替は大抵はしません。
マイナーな国の通貨に関しては、基本的には空港両替はレートが市中の銀行などに比べて2割ぐらい悪いことも多く、クレカのキャッシングでおろして3-4日後に日本のカード会社に電話して繰り上げ返済をする方法がATM手数料を支払ったとしても、一番お得だからです。VISAやMASTERのマークがついているカードなら基本的に世界中どこでもATMで引き出しできますし、レートも銀行などてユーロやドルを両替するよりもずっといいです。
この方法は航空会社に勤めてるパイロットやCAなど世界中を旅する人なども推奨していて、旅慣れている人はこの方法を取ることが多いです。例えばブラジルのリオ空港で100ドル両替しようとしたら、スマホにインストールしてあるXeという世界中の通貨のリアルタイムの換算レートアプリで420レアル(これは銀行同士のレートなので参考程度ではあります)であったのに、300レアルというとてつもない悪いレートを提示されました。もちろん空港での両替をやめましたが、タクシーを利用する必要があったので、タクシーカウンターでドルで支払ったら400レアル換算でした。昔コスタリカの空港でも、コロンビアの空港でも3割ぐらい悪いぼったくりレートを経験しています。それでも営業しているのは、こうした情報を知らずに初めてその国を訪れる人などの利用が後を絶たないからだと思います。南米のATMは一回当たり5-600円の手数料をとる国もありますが、それでも劣悪なレートを考えれば全然安いと思います。
話はそれましたが、税関を過ぎてタクシーの受付カウンターがあったので、タクシーを頼もうとしたら、乗り場でそのまま乗ってくれと言われました。それで止まっているタクシーにホテル名の書かれた予約確認書を見せて、値段を聞いて乗り込みました。タクシーの車体はあまり新しいものではなかったですが、ようやく長旅が終わってホテルにつけるという安堵感がありました。空港からの道は高速道路でしたが、まあ日本のようなきれいな道路ではないです。車窓から見られる景色はこれまでに見たことのないブルガリア正教の建物がみられ、不思議な感じがしました。
予約したホテルは、市内の中心部にあるソフィアのバスターミナルの近くにある口コミの評価が高い中級ホテルでした。タクシーが交差点の近くに止まり、荷物を下ろすしてホテルに向かおうとすると、近くにいた中年男性が僕に何事か言ってきました。ただブルガリア語は全く分からないので、その意味は分かりませんでしたが、タクシー運転手の反応などをみると、中国などのアジア系に対する侮蔑的なことだったのだろうなとは推察できました。
まあとにかくホテルの建物の中に入り、フロントでチェックインを済ませると、部屋の中に入って荷物を置いてシャワーを浴びて少し仮眠をとることとしました。数時間寝た後で、もうかなり外は暗くなってましたが、グーグルマップで調べるとホテルのすぐそばにスーパーがあるので、そこで飲み物を購入することとしました。スーツケースの中に入れておいたバックパックを取り出して、ミネラルウオーターと食料品を買いました。お店の人に頼んで買う方式のスーパーだったので、美味しそうなものを指で指して頼んだんですが、ブルガリアでは、Yesの場合は首を横に振り、Noの場合は首を縦に振るという日本とは真逆の方式でした。世界は広いですよね。とても面白いです。
そのあと部屋に戻ってから、ホテルのフロントにおいてある現地ツアーのパンフのめぼしいものを選んでもらい、部屋で先ほど買ってきたものを飲み食いしながら明日以降に行くツアーを選びました。そしてこの日は眠りにつきました。
泊まったホテルは、Hotel Lion Sofiaでした。今回3か月という長い期間だったので、なるべく宿泊費用を抑えようと思い、3-4つ星の口コミ評価の高いホテルを選びました。一泊5千円弱で部屋の設備も新しく、スタッフも親切で、とにかく町の中心部にあり、どこへ行くにも便利でした。
翌朝早めに目が覚めて、一階のレストランで朝食を取ろうとしたところ、レストランが改装中なため、朝食はサンドイッチやフルーツやコーヒーなどがセルフで用意されたものを部屋に持ち帰って食べるというものになっていました。サンドイッチなどはとてもおいしかったのですが、ブルガリアに来たので本場のヨーグルトで朝食を食べたかったのにとても残念でした。
そして朝食を部屋で食べた後、フロントにブルガリアで一番有名な「リラの僧院」に行く当日発のツアーを申し込みたい旨申し出ると、フロントが旅行会社に電話して予約してくれ、「アレクサンダル・ネフスキー寺院」前から出発することを教えてもらいました。朝の通勤時間帯のため、タクシーで行くのには時間がかかり、徒歩で向かうことを勧められ、グーグルマップを使用しながら目的地へと歩いていきました。
ブルガリアの寺院は、西ヨーロッパの寺院とは趣が異なり、何となくアジアンテイストが混ざっているような感じがしました。集合場所には数台のマイクロバスがあり、ツアー名を言うと、該当のバスを案内してくれました。僕はバスに乗り込むと、すでに乗っていたほかのツアー客と挨拶を交わしました。
ほどなくしてバスは出発して、「リラの僧院」へと向かいました。途中世界遺産の「ボヤナ教会」に寄りました。ソフィアからマイクロで40分ぐらいでしょうか。ほんとに小さな町の中にあります。
教会自体は小さくて外観もパッとしないのですが、中のフレスコ画が素晴らしく(写真撮影は禁止)、ブルガリアの観光名所の一つになっています。ソフィアの郊外にあり、リラの僧院に行く途中に立ち寄ることが多いそうです。
その後バスは山の中に入り、山道をリラの僧院へと向かっていきました。2時間ちょっとでしょうか。リラの僧院へ着きました。さすがはブルガリア最大の観光地です。観光ツアーのバスがたくさん駐車場に並んでいました。僕たちはガイドのおじさんについて行って、リラの僧院の中へと入りました。
僧院の建物自体も素晴らしいですが、壁に描かれているフレスコ画など装飾も素晴らしいです。
ここでランチタイムの休憩があったのですが、街の中にある小川沿いの素敵なレストランでブルガリアのサラダと魚料理を食べました。
日本初!ガルーシャ専門ブランド『アトリエ アクナス公式オンラインショップ』
それから一路ソフィア市内へと向かい、夕方に出発した場所へと戻りました。僕はぶらぶらと歩きながらホテルへと戻り、ホテルの近くのブルガリア料理のレストランでブルガリアワインとともに料理を楽しみました。ブルガリアの一日目はそんな感じで終わりました。
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