さて先に紹介しましたが、世界一周チケットのレギュレーションについてご説明したいと思います。
3つのアライアンスに共通している一番大きな基本的なルールですが、世界を原則として同一方向に大陸を一周するというものです。
大陸というのは、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北米・南米・オセアニアの6つに分けられます。
ですから日本を出発してアメリカ大陸に行き、そのあとアジア大陸に戻るということはできません。
北米大陸から南米大陸やヨーロッパからアフリカ大陸へと縦方向に行くことは可能です。
あと旅行期間というものも決まっており、最低が10日間で最大が1年間です。ただしワンワールドの場合は最低
期間は決まってません。なのでワンワールドはアメリカとヨーロッパだけ行ってどこにも宿泊しないで日本に戻ってくるということも可能です。
また滞在可能都市数というものも決められています。最低滞在都市数はワンワールドは2都市でほかは3都市です。滞在というのは24時間以上で、それに満たない場合は乗り継ぎとなってしまうので、短期で世界一周する場合は要注意です。
あとフライトの区間数というものも決められており、それは3つともに最大16区間となっています。これは例えば東京発ロンドン経由ダブリン行きのような経由便の場合は2区間に数えられます。直行便ですべてつなげれればいいですが、なかなかそれは難しいのが現実です。
こうしたルールを加味すると、一つの大陸で訪問可能な都市数は2-3都市ということになります。
また出発前にすべての便名を決めて発券しておかなければならないですが、発券後手数料や差額等を支払えば変更は可能です。
世界一周航空券の一番の魅力はビジネスクラス以上での料金が非常に安いということです。特に座席さえ抑えられれば年末年始などのピークシーズンでも料金は変わりません。ですからオフシーズンの数倍になるような時にはとてもお得になります。ただ各航空会社によってピークシーズンに予約可能な席数には限りがあるので、こうしたシーズンの場合は早めの予約が肝要です。
次では実際にどのアライアンスを選ぶかなどについて説明しましょう。
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