スカイチームビジネスクラスで世界一周  ラスベガス(3)  カジノ

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(2)でホテルについて述べましたが、ベガスのカジノについてかんたんに述べましょう。代表的なカジノのゲームについても簡単に紹介します。



1.ベガスのカジノの概要

ベガスに来たら、よっぽどの変人でない限り、多かれ少なかれカジノでプレイはするでしょう。その際覚えておいた方がいいルールや情報を簡単に教えましょう。




(1)カジノの選択

これはカジノホテルに宿泊していれば、まず自分のホテルのカジノでプレイすることが主流になると思います。特にストリップのホテルだとホテルの中から別のところに出掛けるのは、結構な手間ですから。カジノなしホテルに宿泊の場合は、お目当てのカジノは観光やショッピングのついでで選ぶのもいいでしょう。高級ホテルのカジノの洗練された雰囲気を味あうのもいいと思います。ただしルールがわからないと、テーブルゲームではほかの人の迷惑にもなり、大金を失いますので、スロットなど初心者でも楽しめるものがいいと思います。負けてもいい金額を決めて余裕をもってプレイするのが肝要です。



(2)プレイヤーズクラブ

こちらは各カジノが客寄せのためにやっているプロモーションで、簡単に言うと航空会社のマイレージカードや家電量販店のポイントカードみたいみものです。入会するとスロット20ドル分無料とかレストランの無料券や割引券などがもらえるとてもお得なものです。入会金は無料で、パスポートを持参してカジノフロアにあるカウンターで簡単に入会できます。



カジノを利用しない人でも特典は受けられますので、レストラン割引などを目的だけに入ってももちろん構いません。ホテルによってはバフェなどが一般客より提示するだけで割引になりますので、滞在中は必ず携帯しましょう。


勿論カジノを利用する人はスロットなどに差し込んだり、テーブルゲームの時に提示したりすればポイントがたまり、Tシャツなどのお土産に交換したり、スロットの無料プレイをしたり、滞在しているホテルの場合はリゾートフィーに充当することもできます。


余談ですが、定宿にしてるホテルではリゾートフィーはいつも無料になっています。一週間とか滞在する場合は300ドルぐらいなのでかなり大きいです。




(3)カジノの心得など

カジノでプレイしていると、ドリンクガールが飲み物を聞いてきますので、好きなものを頼むことができます。大抵のカジノではプレイしている人はアルコールでもソフトドリンクでも無料で飲めますが、持ってきてくれたらチップを必ず渡します。彼女たちはチップで生活していますので、これはマストです。1ドルで大抵はいいのですが、高級ホテルのカジノなどではほかのプレイヤーにならいましょう。



カジノには時計がありません。これは時間を忘れてプレーさせるためです。またテーブルゲームではいかさまを防ぐためスマホの利用は厳禁です。必ず時計をしておきましょう。

アメリカは喫煙に非常に厳しいですが、基本的にカジノは喫煙可能です。テーブルによっては禁煙席がたまにありますが、喫煙天国なので嫌煙家には厳しいです。




(4)両替について

カジノの中にキャッシャーがあり、こちらで日本円も両替はできますが、レートは非常に悪いのでやめましょう。またカジノの中にATMがありますが、こちらはコンビニなどにあるものとは違ってとてもレートが悪く設定されているので絶対に使用しないようにしましょう。このレートというのは為替レートではなく、例えば100ドルおろしたとしたら140ドル分請求される(40ドル手数料としてぼったくられる)という悪徳金融みたいな感じです。どうしても現金が必要なら、手間ですがカジノの外に出て、コンビニとかのATMで下ろしましょう。一番いいのはベガスに行く途中の空港やベガスの空港で下ろしておくことです。米ドルならレートがいいので、日本で事前に両替しておいてもいいです。基本的に買い物などはクレカで済ませておけばいいでしょう。



2.スロットマシーン

ベガスのカジノのスロットマシーンは、今は昔のようにコインを投入してプレイするものはほとんどありません。紙幣を投入して賭け金を指定してプレイして、勝負の途中などでやめたりした場合は、キャッシュアウトをして、その時点での金額のバウチャーが出てくるものです。このバウチャーは別のスロットに投入してまたプレイするかキャッシュマシーンに入れるか、人がいるキャッシャーで現金に両替するかになります。



現在だと1セント単位のマシーンが主流で、マシーンによって1プレイがミニマム45セントや60セントのように設定されています。これに何倍かの賭け金を掛けることになります。例えば45セントのマシーンなら2賭けなら90セント、3倍なら135セントで一つのプレイができるわけです。ルールは各マシーンごとにルールというのを押して開くと、英語か中国語での説明が出てきます。何の図柄がいくつ出ると、ボーナスプレイができるかとか、何がいくつそろうといくらになるかとかの説明です。



現在のマシーンは、大きな倍率の賭け金を賭けなければ、大勝ちも大負けもしないようになっているようです。昔は数百ドルのあたりは結構頻繁にありましたが、今はあまりなくなり、その代わりに数十ドルや100ドル前後のあたりがよく出るようです。ジャックポットの金額を当てるためには、大抵がそのマシンの一番大きな倍率に賭けないといけないようにはなっています。



あとこれまでにも述べましたが、スロットのあたりが出る確率は、ストリップよりもダウンタウンのほうがずっと高いです。もう少し言うと、ホテルによっても時間帯や曜日によっても違います。詳細は公開されてませんが、やはり客を集めるために立地のあまりよくないカジノは、当たる確率を高くしているようです。平日のほうが週末よりも大あたりは出やすいです。


日本ではパチンコやスロットなどをしないのでよくわかりませんが、マシーン自体は日本のパチスロのほうがいろいろと演出が凝っていて面白いのではないかと思います。

3.ブラックジャック

カジノのテーブルゲームの代表です。以下BJと略しますが、ルールを覚えて遊べばそんなに負けはしないので、ベガスを楽しむという意味でもぜひ覚えましょう。頭を使うゲームが好きな人なら面白いと思います。ポーカーなどほかのカードゲームと違って、ディーラー対プイヤーチームという構図です。自分がセオリーと違ったやり方をしてしまうとほかのプレイヤーにも迷惑をかけてしまいます。ディーラーがカードのやり取りをすべて行いプレイヤーは一切カードに触れられない方式と、自分でカードを確認して進める方式の2通りありますが、いかさまを防ぐ点で前者の方が割合的には多いと思います。





(1)基本的なルール

まずプレイヤーそれぞれとディーラーにカードが2枚ずつ配られ、カードの合計が21に近いほど強く、21を超えるとバーストで負けです。ディーラーのカードと自分のカードの21以下の数字の大小で勝負がきまります。プレイヤーが勝てば賭け金と同額のチップが支払われ、引き分け(プッシュという)の場合はそのままで、負けたら没収されます。

数としてはAが1か11としてカウントされ、10と絵札はすべて10としてカウントされます。それ以外のカードはそのままの数としてカウントされます。最初に配られた2枚で21になるもの、つまり10か絵札とAの組み合わせの場合はBJとなり、最強です。ディーラーがBJ以外の場合は1.5倍の金額が支払われます。


ディーラーのカードは一枚だけ表にされています。BJではこのカードが一番重要といってもいいです。最初に配られた2枚がBJでない場合は、21を目指してカードをもう一枚追加することができます。さらに必要な場合も追加できます。そうして自分のカードの数とディーラーのカードの数のどちらが大きいかを判断して勝負が決まります。


21を目指すのですが、基本的には自分の手札が17以上になっている場合はそれ以上は引きません。(Aと6などの場合はソフト17といって引くのがセオリーです。なぜならもっとよくなる確率が高くてバーストする可能性はないからです)16以下の場合はディーラーの表になっているカードによって引くか引かないか判断します。BJにおける完全な負けはバーストです。それを避けなければなりません。そして11以下の場合はバーストの恐れがないので、必ず引くこととなります。


ディーラーは、ソフト17以下は強制的に引かなければならないというのがルールです。プレイヤーはどの数でもステイ可能ですが、ディーラーはバーストしそうな数(例えば16や15)でも引かなければなりません。この辺がBJの肝で、ディーラーがバーストすれば自分が12でも勝つことができるのです。逆に自分が20でも相手が21になれば負けです。


ですから一枚表になっているディーラーのカードがいくつであるかがとても重要なのです。

(2)戦略

ディーラーの伏せてあるカードは、10である可能性が約3割で一番高いのでそう予想します。ですからディーラーの表向きのカードが7以上の場合、17以上になっている可能性が高いのです。逆に6から2までの場合は16以下となりもう一枚引かざるを得ずバーストする可能性が高いのです。ただし2や3の場合は12、13となるので9以下のカードの確率は高く、21に近くなる可能性があります。BJにおいては、手札が16に近いほどバーストする可能性が高く弱い手となります。



ディーラーのカードがAの場合がディーラーがBJである可能性があり、プレイヤーとしては一番ピンチとなります。

このようにディーラーの表になっているカードによって、自分が12から16であってもそのまま一枚も引かずにステイして勝つこともあります。逆に7以上の場合は、自分が12から16の場合は引くのがセオリーですが、バーストしてしまうこともあり得ます。ただそのままステイしても基本的には負ける可能性が高いので、カードを引きます。

下の表はディーラーのカードと自分の数のするべき戦略ですが、ここでは省かせていただきます。




4.その他のおすすめギャンブル

さて一番お金をかけずに楽しめるギャンブルは何でしょうか。


多分スポーツブッキングです。ただし大金をかけた場合は除きますが、勝敗に賭けていた場合はそれが決まるまで勝ち負けがわからないので、何時間も最初に賭けた金額だけで楽しめるわけですから。コスパはいいです。カジノによってあるところとないところがあります。詳細については省きますが、一番簡単な賭け方は野球やサッカーなどでどちらが勝つか、あるいはテニスやゴルフの大会で誰が優勝するかというものです。払い戻し倍率も提示されるので、当然強豪チームなどが勝った場合の払い戻しは低いです。逆に大金星のようなことがあると払い戻しは高くなります。



あとビンゴというのもストリップのホテルでは儲からないのでほとんどないですが、ダウンタウンやオフストリップのホテルではやっているところもあります。ルールは大体抽選でやるビンゴ大会と同じです。

キノという好きな数字をいくつか選んで当たるかどうかを待つというのもお金があまりかからずお手軽です。


おすすめではありませんが、クラップスというのもとても人気があります。ホテルで無料のレクチャーがあったりします。ルーレットは結構お金がかかるので、マシーンなどでお手軽に楽しんだほうが初心者にはいいでしょう。

バカラやポーカーなどはカジノ上級者です。軍資金もかなり必要です。