スカイチームビジネスクラスで世界一周  ラスベガス(2)  ホテル

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1.ラスベガスのホテルの概要 

大きく分けて場所でストリップというメインストリートとオフストリップとダウンタウンに分かれます。詳しく言うと、ヘンダーソン基地やレイクラスベガスなど少し離れたところもありますが、基本的には上の3つの地区に分かれるでしょう。



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初心者は何と言ってもストリップに泊まるのがいいでしょう。ストリップのホテルにも普通のホテルとテーマホテルがあります。大体のホテルが大型ホテルで数千室あるホテルもあります。テーマホテルは先にあげたLuxor(ルクソール)はエジプトがテーマになっているというようにテーマがそれぞれあります。ホテルについては詳しくは後述しますが、大型ホテルには以下のようにデメリットが多いです。

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①チェックインに異常に時間がかかる。(大きなホテルほど多くの人が泊るわけですから当然ではあります)数十分から1時間とか平気でかかります。ホテルによっては事前に予約しておけば空港にチェックインカウンターがあるところもあります。

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②フロントから必ず大きなカジノを通らなければならず、部屋までとても時間がかかる。(部屋からホテルの外に行く場合も同様です)

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③駐車場やタクシー乗り場も非常に混む。(レンタカーやタクシー利用せずライドシェアーを駆使すれば問題はないですが)

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④ホテルの前の道路などもとても混んでいて徒歩などで移動するのに時間がかかる。

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ストリップの大型ホテルは、それでも泊まる魅力はあります。ただ、ホテルの選択は非常に重要なので慎重にしましょう。自分のベガスでの滞在目的が何なのかをまず考えます。カジノなのか、町自体を楽しむのか、ショッピングなのか、特定のショーを見るのか、どれに一番に重きを置くのかで選択が変わります。ストリップの北と南では結構離れていて、車の移動も大抵渋滞していて、また徒歩の移動も人がものすごく多いので時間がかかりますし、夏季はとても暑いので厳しいです。後述するホテルの特徴やロケーションなどを加味して選ぶといいでしょう。

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料金も重要なファクターでしょう。

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ラスベガスのホテルのほとんどは、宿泊料金以外にリゾートフィーというものがかかります。これはアメリカの中でもフロリダのオーランドなどの観光地でも請求されますが、一泊一部屋あたりにかかってくる現地精算の別料金です。この中には、ホテルでのWi-fiや毎日のミネラルウオーターやジムやプールなどの利用料金が含まれています。これは自分が使用しないからと言って拒否することはできません。強制のサービス料金みたいな感じです。ホテルによって10ドル前後のところから、7-80ドル以上取るところもあるので、結構これが見過ごしがちですが、全体のホテル料金としては大きく占めてきます。

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またラスベガスのホテルは、基本的には日曜日から木曜日の宿泊料金が極めて安いです。しかし金曜・土曜の宿泊はとても高額になります。特にカジノのあるホテルでは料金差が大きいです。例えば平日40ドルのホテル(プラスリゾートフィー30ドル)が週末は160ドル(プラスリゾートフィー30ドル)になったりします。ただオフストリップにはなりますが、ヒルトンやマリオットやハイアットなどのホテルなどではイベント時以外は基本的には料金は変わりません。

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カジノホテルの場合は、基本的にルームチャージだけで朝食などは含まれていません。ラスベガス特有の派手さはありませんが、ビジネスタイプのホテルだと朝食なども含まれているのでコスパは高いと思います。

ダウンタウンのホテルは、ベガスの上級者になってきたら絶対こちらだと思います。特にカジノやショッピング目的なら是非ものです。コスパが高いのでとてもいいです。ストリップに比べて断然派手さはないのですが、宿泊料金がとても安く、レストランなどもずっと安いです。ストリップ地区にあるマクドナルドとダウンタウンだと料金が違います。後で説明しますが、ダウンタウンとのカジノはストリップのカジノに比べて、テーブルゲームの最低賭け金が低い(5ドルとか場合によっては3ドルとか)ですし、スロットの払い戻し率も高くてあたりが出やすいです。また徒歩で移動もしやすく、プレミアムアウトレット・ノースにもとても近いです。

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こうしたところから予約サイトでホテルを選ぶ時、別料金になるリゾートフィーも込みの料金で調べるのがいいと思います。例えば4泊で400ドルのホテルでリゾートフィーが合計250ドルなら総合計は650ドルになりますが、4泊で500ドルのホテルでリゾートフィーが100ドルなら総合計は600ドルでこちらの方が安くなります。ホテルの比較宿泊サイトなどでも、リゾートフィー込みで比較できるものもありますので、それだと簡単に比較できます。

2.主要ホテルの概要 南から北に紹介していきます。



(1)マンダレイベイ

こちらのホテルは、別館も含めると4800室ととても大きいです。また流れるプールや波の出るプールなどプールがとても充実していて人気です。ただ冬などはあまり泳ぐのには適していない場合は滞在には?がつきますね。

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このホテルはロケーションが問題で、とにかくストリップと言っても外れなので、近くのMGMの交差点まで徒歩で30分ぐらいかかるので不便です。ホテルの中からあまり出ないで、プールやここのカジノのみ楽しむという人向けですね。



(2)ルクソール

こちらのホテルは、見ての通りのエジプトがテーマです。中のエレベーターは、斜めに上がっていくので有名です。ただ近年エジプト色を排除しようとしていますが、外観からしてピラミッドとスフィンクスですので、根本的には難しいです。e-sportsの世界大会などが行われていて、その聖地を目指しているようです。

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こちらのホテルも中心地から遠く、その世界観に浸るためだけだと宿泊するのはお勧めできないと思います。ほかのホテルから見学に訪問するのがベターです。

(3)エクスカリバー

中世がテーマとなっていて、家族連れをターゲットにしているベガスでは珍しいホテルです。ストリップのホテルの中では料金がとても安いので、コスパはいいです。歩道橋を渡ればニューヨークニューヨークやMGMにもアクセスできるので、外れにあるとはいえ、そんなに不便ではないです。ただシャワーのみなので、バスタブが欲しい人には厳しいかも。




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(4)MGMグランド

ラスベガスを代表する超巨大ホテルで、本館だけで5000室以上もあります。ボクシングのタイトルマッチなどが行われるので、その点でも有名です。何もかもが規格外に大きいので、ホテルの中で何でもできると言っても過言ではないです。ホテル内にほとんどいる人にはいいと思いますが、出かけるとなると部屋からストリップまでかなり時間がかかり、外れの方にあるので移動もかなり大変です。先述したように空港でもチェックインカウンターでチェックインできるので、ディズニー並みのフロントの列を避けたい人は利用したほうがいいでしょう。




(5)ニューヨークニューヨーク

ここは名前の通り、ニューヨークがテーマです。自由の女神と摩天楼を形どったホテルで、その間をローラーコースターが駆け抜けていきます。料金的にもそんなに高くはなく、カジノの評判もいいのですが、ツアーに組み込まれていないためか、日本人の宿泊客が少ないです。



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(6)コスモポリタン

こちらのホテルは、元々はコンドミニアムとして作られたため、部屋にキッチンなどが備わっていてとても広いです。50階建ての高層ホテルで、ベガスの最高グレードです。なにもかもが素晴らしく、評価も極めて高いのですが、当然のように料金はとても高いです。予算が青天井の方向けですが、ベガスのホテルで一番料金が高いと言われています。ほかのストリップのカジノホテルとは違い、部屋からすぐに外へと行くことができます。



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(7)アリア

こちらもコスモポリタンと同じエリアにあるシティーセンターの中にある高級ホテルです。ただこちらは奥まったところにあるので、ストリップまで出るのは時間がかかります。ホテルとしてはとてもグレードが高いし、部屋も素晴らしくてロケーションもベガスの中心なのでいいのですが、奥にありすぎるのが一番の難点です。料金は最高級の部類に入ります。ホテル内で過ごすのでしたらいいのではないでしょうか。



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(8)ベラージオ

こちらはベガスを代表する高級ホテルです。ホテルの前の噴水が一定時間ごとに音楽に合わせて踊るのはとても美しいです。ベガスのど真ん中にあり、ホテルのグレードとしても最高です。日本人旅行客が一番多く泊まるホテルとしても有名ですが、料金は非常に高いので、予算重視の方にはお勧めできません。ホテルの中のカジノやティファニーなどのショッピングモールも素晴らしいと評判です。部屋からストリップまでは少し時間はかかりますが、どこへもアクセスできる好立地です。ただターゲットが大人なのでハネムーンなどにはお勧めですが、子供向けのホテルではないです。(まあベガスは子供向けの都市ではないですが。)


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(9)シーザースパレス

20年ぐらい前まではベガスの最高級ホテルで、代名詞ともいえるホテルでしたが、今は周りのホテルに高級感やステータスで追い抜かれてしまいました。伝統を重んじる人などには根強い人気がありますが、日本人はあまり見かけません。立地は最高ですが、料金がとても高いわりにベラージオ、ベネチアン、コスモポリタンなどの方がホテルとしての総合力は高いです。ただここのフォーラムショップというショッピングモールはベガス随一の高級感があるので、宿泊よりもショッピングに訪れるのがいいのではないでしょうか。

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(10)パリス

こちらはパリがテーマのホテルです。エッフェル塔が立っていて凱旋門などもたっていて、館内もパリの雰囲気が楽しめます。ベラージオのストリップを挟んで向かい側にあり、そのため立地としては素晴らしいです。ホテルとしても高級ホテルの部類に入り、隣のプラネットハリウッドホテル内にあるミラクルモールやシーザースのフォーラムショップスなどもすぐでショッピングもしやすいし、料金は比較的手ごろなほうなのでおすすめです。実際のパリと比べると、新しくてきれいだし、治安もこちらのほうがずっといいです。



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(11)ベネチアン / パラッツォ

イタリアのベネチアをテーマにしたホテルです。本館と新館という形なんですが、両方合わせて7000室で世界最大ということです。全室スイートの豪華さが売りで、ホテルとしてのグレードには文句のつけようがないです。ただ勿論料金はその分とても高いです。ハネムーンとかにはお勧めです。ベネチアンのほうがストリップに近いので便利ではありますが、その分人が多くてうるさいかもしれません。館内はサンマルコ広場などを再現していて、ゴンドラにも乗ることができます。

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(12)ウィン/アンコール



こちらもベガスを代表する高級ホテルです。特にカジノは世界一豪華といわれているそうです。アンコールの方は全室スイートのよりスタイリュッシュな部屋でまとめられています。グレードとしては最高級で当然料金もとても高いです。またこちらのプールも素晴らしいと評判です。ただストリップの端にあるので、立地はあまりよくないです。



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3.その他のホテルでおすすめ

(1)ストリップのホテル

①グレードの低いホテル 

ストラット(立地が悪く周辺は治安悪いがコスパいいです)、トロピカーナ(立地はいまいちだけど部屋はきれいでコスパいいです)

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②グレード中級

バリーズ、リンク、ハラース、フラミンゴ、クロムウェルなどのホテルは豪華さは全くないけどコスパはいいホテルで、立地もいいです。

立地はよくないですが、サハラは新しいホテルでコスパはいいです。

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③グレード中級から高級

ミラージュ、TI、PARK MGMなどのカジノホテルは好き嫌いが分かれますが、コスパはあまりよくないです。

ヒルトングランドバケーションは長期滞在向きのバケーションレンタルです。部屋が複数あり、定員が4名とかなので人数が多ければお得で快適ですが、一人だと広すぎるでしょう。

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(2)オフストリップ(ストリップまで徒歩だときつい。ライドシェアーを利用するかレンタカーとなるので交通費がかかる)



①カジノホテル

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トランプ大統領のトランプホテル、リオ、オーリンズ、パームス、プラチナム、パレスステーション、ウエストゲート、シルバーセブンスなどはコスパはいいです。トランプとパームスは豪華さはあるがほかは地味です。

②ビジネス向けホテル



ウエスティン、ルネサンス、マリオット、エンバシースイートなどは機能的で料金は高級ホテルより安いぐらいだが、おすすめではあります。ハイアットプレイスやハンプトンインは朝食付きでコスパがいいのでお勧めです。ただしこれらのホテルはベガスらしいさまったくないです。

(3)ダウンタウン



総じて派手さのあるホテルはありませんが、コスパがよくて居心地はいいです。本来のベガスらしさはダウンタウンだと思いますが、初めて泊まるのには適してません。ストリップまでバスやライドシェアーを使えばアクセスできますが、ベガスに何度も来る中級者以上ではないでしょうか。プールなどもシンプルです。



いわゆる食べ放題のバフェもストリップの半額以下でリーズナブルな滞在はできます。夜は無料のライブがあるので、ホテルの部屋によってはとてもうるさいですが、カジノメインならダウンタウンです。



アメリカ人、特にカリフォルニアや周辺の州からよく来る人たちが多いです。何週間も泊まる人もいます。

ホテルは部屋の広さなどを考えれば、グランド、ゴールデンナゲット、プラザ、The Dがいいと思います。エルコルテスの上のグレードやフリーモントも悪くないです。客室はスイートなどを選ばなければシンプルです。

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4.ホテルの選択の仕方

ホテルの選択は非常に重要です。


特にベガスにおいては滞在の成功の8割ぐらい占めると言ってもいいでしょう。まずは自分の訪問の目的をはっきりとして、次にホテルの地図すなわちロケーションを確認し、予約サイトでリゾートフィーを含めた料金を見て決めましょう。その際トリップアドバイザーなどで口コミも確認したほうがいいです。


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